経済・政治・国際

2009.07.07

ウルムチ騒乱

新彊ウイグル地区ウルムチの騒乱は暴力が更なる暴力を呼び、民族間の憎悪と怨恨は差異の享楽の中で攻撃性を増幅し、出口の見えない事態に向かっているようだ。
http://news.nifty.com/cs/world/chinadetail/rcdc-20090707023/1.htm
当然のことながら情報管制は強まっているようで、事象そのものはよく見えてこないが……死が、暴力が起きている

画一化する世界の中で経済的にも国際的にも躍進する中国という圧倒的な全体存在を前にして、ウイグル族という個の存在、文化はその中でどのように位置づけられ語られてきたのだろうか?
あるいはどこに向かい展開されるのか?

「あらゆる歴史は現在の歴史である」

という格言がある。
歴史とは常に、共存在の間でなされる諸々の意味の変動であり、それも往々にして暴力的な征服による連続的な新たな支配の解釈の創造に他ならないわけだが……

現在のこの騒乱はどのように物語られるべきなのだろうか?
数十年後、国家主義的革命モデルの失敗の刻印を記された墓標においてこの騒乱を見ることになるのだろうか?

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2009.05.24

海賊稼業

今更ながら、書店に行った際にソマリア関係の書籍が随分と増えたように思った。
それらの書籍に混じって、随分前にリドリー・スコットが映画化した『ブラックホーク・ダウン アメリカ最強特殊部隊の戦闘記録』(早川書房)が並んでいた。
言われてみればあの作品もソマリアを扱った作品(内容は、海賊問題ではなくその元凶の一つであろう90年代前半のアメリカによるソマリア内戦への軍事介入と見事な失敗を描いたノンフィクション。)であったが、明らかに新規に入荷したのではなく書籍の側面が黄ばんでいるあたりに商魂溢れる便乗を感じ、いたく感心する。
もはやソマリア関係というよりソマリア奸計ですな。

ニュースや動画を見ていると、不謹慎にも見事な仕事で、「海賊王」になるのも「一つなぎのお宝」を手にするのも、陸で戦ってばっかりで海戦をしない麦わら帽子のゴム人間より今を煌めくソマリア沖(アデン湾)の方々の方が早いんじゃないかと思う。
宇宙海賊ではなくともサイコガンぐらい持ってそうだし、松本零士は尊敬を集めてそうだ。
或いは「YAT安心!ソマリア旅行」なんてものがあったりするかもしれない。

まぁ、現実は漫画より遙かに複雑で、背景には内戦やアナーキーな政治状況、諸外国の責任などが絡み合ってるわけで、各国が自分たちの権益を守るためだけに軍事力を振りかざしていても問題を解きほぐすのは難しそうだ………それに、利他主義は流行らないからなぁ…
とはいえ、アフリカ支援の難しさはいかんともしがたく、即効薬は存在しないのだろうが…

イギリス海軍も海賊対策に参加しているようで、かつて国益とあらば海賊の略奪行為も公認していた歴史を持つお国だけに、荒唐無稽な話のように思われる。
もし仮に、国の施策のもと海賊行為をかつて行っていたお国の兵隊が糾弾し、無政府状態に近いお国で糧の為に海賊行為を働く人々を掃討しているのだとしたら……流石かの国一流のブラックジョークと感心すべきなのだろうか?
絢爛たる略奪展示場を憚り無く大英博物館と呼び誇るお国だから…
ジョンブル精神とは見上げたものだ…

ついでに言えば、中国海軍も取り締まるべき海賊は、ソマリアよりも身内に氾濫しているような…

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2008.07.07

サミット

気付けば七夕、サミット始まる。
ふくよかになった日は遙かに昔、今は夏バテ・・・望みもしない減量苦typhoon
あれから早くも123日sign01

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BBCなどの海外のサミットに関する報道を見ていると面白い。
温暖化問題に対するサミットの議長国日本の施策・戦略は、“日本のハイテク製品(家電や電力インフラ)を如何に売り込むことに繋がるか”というものらしい。
なるほど、その通りかもしれない。
そもそもサミットは政治経済運営に関する会議だからそれも当然か・・・
しかし、80年以降毎年のように「政治宣言」を発しながらも議論を超えた実践が見られないのは気のせいか・・・
現に昨年採択されたアフリカへの支援の焦げ付きは明らかだ。
経済問題が政治情勢に影響し揺らぎを与える以上、「経済>政治」の構図が潜在的にあるのも避けられないのかもしれない。
それが望ましいことであるかは、当然別問題でり、ブルジョアの為のみの経済施策は退場願いたいものであるがcoldsweats02

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2008.05.15

5.15

今日は60回目のイスラエル建国の日。
テレビの中のニュースキャスターは、エルサレムの街が喜びに湧き上がるのを伝えている。
しかし、多くのパレスチナ人にとっては土地を奪われ苦難が始まって60回目の日。
魂の平安無き約束の地を与えたのは、イギリスの二枚舌外交。
のうのうと列席したジェントリは何を思う?

そして曾祖母が旅立った日。
安らかに眠れ・・・・

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2008.03.21

Anger is a gift

先日の中国上海でのビョークの発言のニュースを見て、チベッタン・フリーダムのことを思い出した。
あの頃から10年近くも時は流れたわけだけど、事態は何も変わっていないか、悪化の一途を辿っているようだ。
むしろ、この十年間の中国の経済的躍進は、コンサートの目的をより困難にしたに違いない。
またグローバル化した資本主義の前に、理念は地に塗れることだろう。
ハードディスクの片隅(←どこ?)から、随分と音質の悪い当時の海賊版を引っ張り出した。
ヘッドフォンから聞こえてくるRageやR.E.Mが奏で、僕に希望を見せた扇情は何も変えはしなかったのだろうか?
そんなことを考えていた数日後、今回の騒動が起こった。

 

「五輪を政治化することはない」と言われたところで、スポーツが往々にして国威高/発揚の場となり、政治的側面を持ちあわせる以上、説得力には乏しいであろう。
そもそも政治化する以前に、五輪は政治的なものなのであり、そうでなければ暴徒が五輪を破壊する意味などありはしない。

リンク: <チベット暴動>「かれらの目的は北京五輪の破壊」、「事件」を扇動―会見で、中国首相 - 速報 ニュース:@nifty.

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