旅行・地域

2009.10.27

能登漫遊記 その6 勝利者よ!!

旅の始まりは もう思い出せない 気付いたら放置してた
季節が破けて 未発表記事痕 記憶が迷子になる

宿へ
 灯台見物を終え、再び宿へ引き返す。バトンタッチしS氏が運転。またもや緊張感漂う狭いワインディングロードを行く。僕は電池が切れ後部座席でしばし仮眠。30分程で宿に到着。

夕方5時頃チェックイン
 チェックインを済まし、取りあえず荷物を置きに部屋に行く。愛想が無いのは気のせいか?恐ろしいことにトイレ・風呂・洗面所が部屋にないことが判明。おまけに冷蔵庫までもない(;д;)。いつの時代の三種の神器がないんだ?てことは、今回の旅の目的である酒盛りに大きな障害が横たわったことに。疲労に追い打ち。ついでにコンセントの数も少なし。国民宿舎クォリティ恐るべし。ホームページのあれはやり過ぎだ。どうJARO?

珠洲買い出し紀行
 冷蔵庫はなくとも、宴に向けて買い出しに行く。近くの個人商店に行って見るも中々に壊滅的品揃え。呆れてたら両氏にご立腹と思われた模様、申し訳なし、単に疲労で表情が無くなっていただけなのだが。行きしなに見つけたコンビニまで足を伸ばす。ビール、おつまみ、アメニティグッズ等購入し引き返す。

5時45分頃 宿、再び
 部屋でぐったり。一日が長い。軽装に着替え横になってへばる。窓から見える軍艦島にも大して興味も沸かず。てか蜘蛛が窓辺に繁殖してて精神衛生上へたに窓も開けられない。一番体力ありと豪語するだけあって思いの外元気なS氏、一人一足早く温泉へ。

6時半頃 夕飯
 食堂でホルスタイン発見。乳牛の産地とは露とも知らず……歩く度に地震。なんじゃそりゃ?水が美味しくてびっくり。ついでに郷土名物の豆腐もなかなか美味!量のせいか、疲労のためかいまいち箸が進まず。

ぐだぐだ
 部屋に戻りだらだら、心だらだら、身体だらだら、天国が好き。既に布団の用意は完了。デジカメと携帯を充電しつつテレビなど見る。選挙報道で幸福実現党だけ割愛されていたが、結果は見えてるにしても公平性の面からしていいのだろうか?てか往路で思ったが田舎は選挙区広すぎで、政治家も大変だ。案の定布団海水浴すうちにまたもや30分余り寝入る。目覚めるとご両人とも風呂に行く御様子。当初、眠気に任せ後からと思っていたが、協調性を思い立って後を追いかける。

温泉入浴
 いつも思うが、何故みんな局部を全開なのだろう?同性の物なんて見たくないしお互い自慢するほどの物でも?まぁ眼鏡を外したら自動的にモザイクは入るのだが。同時に顔の判別もつかなくなるので、声をかけるにも勇気百倍、アウラでなんとか見分けてみる。露天風呂の目の前には日本海と軍艦島があるようだが、夜のとばりもありほとんど僕には見えず、微かに手前の小径を人が行き交う気配があり羞恥を感じるのみ。
 温泉そのものはいい塩梅で熱すぎず効能も定かならず、疲れが抜ける。サウナに先客がいると何故かその客よりは後に出たくなるのは何故だろう?暫しサウナで汗を流す。ついでに心の闇も流れでてくれればいいのだが・・・

酒盛り
 本格的に宴開始。メインはT氏持ち込みの韓国土産の壺酒と、S氏が買ってきてくれた余り噂を耳にしたことがない山口ワイン、先ほど買い込んだビール。あぁ、僕だけ何も用意してきてないじゃないか、ごめんなさい(ノ∀`) アチャー お約束でビールから飲み始め、ワインから韓国酒へのコンボ。思いの外というか案の定というかワインは軽く甘く葡萄ジュースみたいであった。甘口だけに冷蔵庫で冷やせないのはやはり致命的。出雲で試飲した無料ワインに味が近い。せっかくなので飲めないと分かりつつ韓国酒を一杯頂く。口当たりも良く美味。記憶を捨て明日運転しなくてもいいのならもっと行くのだが(汗)なかなかにいいお酒であった、素敵なT氏のいい人に感謝。
 毎度毎度の馬鹿話に花を咲かせつつ胸一杯の非日常にアタラクシアを感じる。I君が所用で参加できなかったのが残念だ。部屋の外からは未だどこぞのおっさんが気持ちよさ気に歌っているカラオケが大きく漏れ聞こえてくる。曲は谷村新司「サライ」のようだが感動?のゴールには一日早い。てか、さっきから谷村新司ばっかだ。そこまで谷村新司が好きならいっそヒゲの「AURA」を歌っていただきたい。
 一本余ったぬるいビールを飲み干すと僕が飲める物はなくなったので廊下の自販機にチューハイを買いに行く。別にビールでも良かったのだが、1/6の夢旅人に敬を評してチュー・ハイムにしたのだった。
 再び飲んでると順に恐怖の御指名がかかりだす。まずS氏が呼び出され危なげなく帰投した後、今度はそれまでちまちま手紙をやり取りしてたT氏が臭い芝居を打って部屋を出て行った。ラジー賞ものの大根役者っぷりである。ハリウッダーでも目指しているのか?しかし、T氏は待てども中々帰ってこない。仕方なくS氏と二人でだべっていたら突然S氏がそれまでの文脈と全く関係のない台詞を口にする。話がかみ合わないのでなんのことか分からず問い返すと、どうやら寝言だったようで、夢の中での会話を僕にふっていたことが分かり益々びっくり!!「去年の仕事量とかどうだった?」云々とかふられても知らんがなΣ(゚д゚;)つい数十秒前まで普通に会話してたのだが(笑) 体力自慢なれどやはりお疲れの様子。オオイ キミイィ しっかりしてくれたまえよ!
 このままじゃダメだダメだと言うことで、窓際の椅子に座り直し帰らぬT氏を待つ。てか、やはり僕だけ呼び出しはかからない( ゚д゚)ポカーン T氏があまりにも帰ってこないので、待ち受けをいい人にしているぐらいだから、きっと二人でイチャイチャと「キャッキャウフフ」なピンクな電話をしているに違いない、と本人がいないところでからかったりしながら、韓国酒の壺がマクベの壺(良い酒だった)みたいだなぁ、などとまた馬鹿話。
 ところが、S氏がトイレ(部屋の外の廊下にある)がてら偵察から帰ってくると、事態は180度予想と異なり、厳しい戦いを強いられていることが判明。どうやら、そもそも勝利も終着点もない孤独な戦いをT氏は長く強いられている模様。持久戦にして気が付けば地雷原真っ只中な神経戦、飛びつきたい正解はデコイな展開(;;;´Д`) 案の定それから暫く立っても哀戦士は帰らず、僕らも数度哨戒行動に出る。なにも飛び立つ前日に遠く離れた旅先でそんなドラマティックな展開を踏まなくてもなぁ…。笑い話ではないのだが、人ごと故に情報を総合すると中々笑えてしまう。丁度その時PSPから流れてた「Stand Up To The Victory」の歌詞と重なる部分があって、味わいも深まる。夜の部のテーマソングは満場一致(2票だが)で決定である。

終わりのないディフェンスでもいいよ 君が僕を見つめ続けてくれるなら
STAND UP TO THE VICTORY
いくつもの朝をむかえ いつかきっと つかんでみせる
STAND UP TO THE VICTORY
その向こう側に  何もなくても かまわないから

とまぁ、謀ったかのような歌詞が流れた訳だが、いやいや、終わりのないディフェンスもなにも、ビームシールドは完全に突破されてるし、ほんま朝になりそうな勢いですが…( ̄Д ̄;;
君の優しい笑顔は抱けるかもしれないが、その攻防の果てに勝利がないのは確かだ…
残念ながら送れる兵站は僕らにはなさそうだ。
てか、まじ帰ってこないなぁ…孤独な防戦と見せかけて、実はT氏の特殊な趣味なのか?

帰還
 その後暫くしてT氏帰還。どうやってメビウスの環を越えてきたのかは定かではないが、すっかり酔いも醒め疲労困憊な様子。少し老けたか?渋みがましてマジカッケー!!と子猫ちゃん達を堕としそうな風体。暖かく迎えつつ約一名やけ酒気味に暫し飲み直し、就寝。

最終日(早足)
 起床→温泉→朝食→出発→恋路海岸P8300530_4男三人で恋路海岸なんて他の観光客から後ろ指を指されないだろうか?以後、知らないうちに奇面組と呼ばれたりしたら…といった危惧に対し、「さあ共に行かんタブーを超越した倫理の彼岸へ、僕らの好きな怪獣はソドムとゴモラだ~!!」という意気込みも、二人が田舎のヤンキーに因縁をつけられたら「ナ、ナ○くんは言葉がしゃべれないの」の一点張りでやり過ごそうという心構えの用意も、他に観光客の姿は無かったためそれらは杞憂に終わった。しかし、各地に見られるこの手の悪趣味なモニュメントは何なんだろう?実際に鐘を鳴らす二人はいるのだろうか?→千里浜渚ドライブウェイ、再び→西田幾多郎記念館

P8300553

B’Z稲葉氏発見。白い柔肌が眩しい。「善の研究」も読んでない元哲学の徒を語るもぐりが二人。思いの外立派な建物。西田までともなると郷土のヒーローなのか?安藤忠雄デザイン。VRゴーグルかぶったりして満喫。T氏研究室へのお土産に暖簾をお買い上げ。そして性根の悪そうな人と因縁の再会。扱いがでかすぎないか?

P8300572

→金沢市、昼食→室生犀星記念館→帰路、北陸道→鯖江SA、痛車発見

P8300616

どんなキモオタが乗ってるのかと思いきや、メタボなおっさんと妻&ローティーンの家族。しかも航行速度は馬鹿でした。学校で虐められないのか心配だ。てかインセストタブー的な心配も?→名神渋滞→箕面、夕食。T氏の分だけ放置プレイ→吹田、S氏別れ奉仕作業開始→阪神高速、危うく奈良市方面に行きかける→西名阪→高田市駅T氏別れ→選挙特番聞きつつ一人暗夜行路→路肩に凄惨な狸の死骸→午後11時半頃帰宅→翌日、洗車し千里浜の泥と潮を洗い流して旅行終了。

またどっか行こう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.09.25

能登漫遊記 その5 禄剛崎灯台或いはアボンリーの丘

夏の終わりの土曜日、もはや苦痛に近いなんだかんだの続き

・午後3時半頃 禄剛崎灯台
 宿近辺から車を走らせること30分余り、修験道を疑似体験しつつ艱難辛苦の果てに禄剛崎灯台近辺に到着。目の前には日本海に面した寂れた漁港が広がっているが、果てさてどう行ったら灯台に辿り着けるのか?P8290506_2 すぐ近くにも灯台はあるはずなのだが、灯台への行き方が分からない。これがRPGなら住民との会話など、まだノルマが足りなくてイベントスイッチが入っていないといったところだが…。地図を見たり、周辺をうろうろしつつ考えあぐね、民家に聞き込みに行こうかなどと相談していた時、すぐ近くに「灯台100M先」という標識を発見。何故気付かなかったんだ?灯台下暗しとは正にこのことか( ゚д゚)ポカーン
 ほんの少し車を走らせ丘の麓の売店の駐車場に車を止める。あまりにも近く過ぎて、迷っていたのが恥ずかしい…orz 本当に聞き込みをしなくてよかった。
 気を取り直して、灯台のある丘へと続く小径を上っていく。先ほど徘徊した漁港の方を見渡せば中々に素敵な光景が広がっているではないか。

Photo

心に思い浮かんだのは「僕の夏休み」的心象風景。うんうん、なんとも夏休みっぽくていい!?こういうのを求めてやってきたのだ!
 更に歩を進め坂道を登っていくと、小高く開けた丘が!微かにたなびく風が心地よく、青空とコントラストをなして灯台へと続く緑の轍が美しい。端っこの柵から覗く眼下には紺色をした日本海が横たわっている。TV版Wのラストのゼクスの墓を見舞うノインさんの姿が見られそうな光景が広がっている。或いは、マクロス7の花束の少女がいてもおかしくない絵である。大きなリボンの付いた白い帽子に、ドレッシーな白いワンピース、あどけないファニーフェイス、いつも抱えている花束、むしろ何故彼女がそこにいないのか理解に苦しむ?
 丘の上には記念ノート(埼玉辺りから徒歩で来た猛者の書き込みがあった。自分は見つかったのだろうか?)的なものが置かれた休憩スポットと怪しげなモダンアート的モニュメント、その他灯台にまつわるオブジェ的なものが多数散見。 その先の少し下った丘の先っぽに目指す灯台はあった。想像していたよりもずっと小さくて、白く可憐なその姿は周りの風景と相まってどこかメルヘンで可愛らしい佇まいをしていた。「英雄伝説」にもこんな灯台が出てきたような…?

Getattachmentaspxjh

 ちょっといい絵だったものだから、期待はぜずに、屡々一方通行なコミュニケーションを強いてくる便りのない某嬢に写メを送ってみた。すると思いの外すぐに返信が入って来たではないか!そこには「アボンリー(ドラマ「アボンリーの道」を参照、某嬢のお気に入り)みたいshineと鼻息荒い不敵なコメントが寄せられていた。写メが某嬢の琴線に触れたのは喜ばしい限りなのだが……結局、返信の有無は貴方の関心次第なんですねヾ(*゚A`)ノ
 夢見がちな子猫ちゃんなのは結構だが、残念ながらここは過疎化進む世知辛い能登半島の北端であって、アンが愛したカナダはプリンスエドワード島の田舎ではない!それに愛らしい子供達の変わりにいるのはお年寄りたちばっかりである!或いは灯台をバックに馬鹿なポーズを取ってるところを写真に撮ってくれとせがんでくる岡山から来たおつむの弱い大学生がいるばかりで…。まぁ横領容疑で親が捕まり田舎の親戚に預けられている子供の一人ぐらいはいるかもしれないが…きっと人付き合いも閉鎖的で排他的な…その証拠に一歩引いてみると…

Getattachmenertaspx

ほーら、どーだいお嬢ちゃん、あっという間に魔法は解けただろうw(゚o゚)w? 現実を知らしめるべく某嬢に↑の写メを再度送信すると、またすぐに返信が届いた!いわく「これはアボンリーではないヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;」とのお叱りがsweat01いやいや、かつて一度たりともここがアボンリーであったことはないのだがΣ(゚д゚;)Getattachmentaspx_3 相変もわらず天動説なお方である。偶然にもこの禄剛崎灯台は日本列島の中心らしいから、何かしらの縁を感じないこともないが(汗)
 確かに、いっそ、怪しげなモニュメントや灯台を紹介する記念碑などは廃してしまった方が景色として遙かに美しくなるのではなかろうかと僕も思うのだが、情報表記を廃し作り手の自己顕示欲を満たさないことなど日本の観光地には無理な相談だろう。
 Getattachmentaspx_2 そもそもこの灯台の外観が洒落てるのも設計が日本人ではなく、外人さんの手によるものであることに負う部分が大きいように思われる。レリーフには灯台建設の経緯が描かれているが、イギリス人の設計によることが表記されている。しかし、よくよく見てみると何故か「イギリス人」の部分が後からくり抜いて填められたようになっており、修正されたような痕跡がある。そこでこのレリーフの壁面の英字版を見てみると、そこには日本語版に倣うなら「English」と描かれてしかるべき箇所に「French」の文字が( Д) ゚ ゚!!なぜ着工前に気付かなかったのかは謎だが、間違えたのなら英字版の方も修正しておけよと思う(´ρ`)ぽか~ん

Dr Gy


上海以外、今回の旅行の往復の距離でいける範囲にある。されど近くにありて遠きに思うのはやはり島国の宿命だろうか?

Getattachmrentaspx

こんなとこにも埋もれたアダムスキー型宇宙船を発見。或いは崖下に波が打ち寄せ飛沫を上げているだけに埋もれた波平の頭頂部の可能性も捨てきれない。なんかアンテナ出てるしsweat02

Getattachmenwtaspx

せっかく能登半島の北端まで来たので日本海をバックにおっきなお友達どおしで記念のガンダムファイトを一発、干戈を交えるお二人!その心たるや明鏡止水の境地に達した御様子。あるいは南斗の男かしらん?勿論、周りには子供を連れた家族がいましたよ( ̄ー ̄)ニヤリ きっとアボンリーでもセーラとフェリシティあたりがキングオブハートの座を巡って争っているはず。

続きを読む "能登漫遊記 その5 禄剛崎灯台或いはアボンリーの丘"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.09.23

能登漫遊記 その4 In My Dream

二人きりで行った海のイベントが萌え萌えでフラグ乱立ではない夏の終わり。
今蘇るヘタレ侍、驚異の記憶力、我が胸に去来するこの想いはもしかして……愛( Д) ゚ ゚
!?とかいっそ思いたい色々な限界。

・午後一時頃、羽咋市コンビニ
 前日の睡眠不足が響き活動限界、アンビリカブルケーブルはどこですかΣ(゚д゚;)?
 とにもかくにも、眠眠打破的な物を強制ドーピング、ついでに本棚におかれたオゾマシキコレクチオンを電脳にクラックしてなんとか覚醒!年々パーヘクトドラッグの種類は増えてますな!いや、まぁそこまでするぐらいなら運転代わってもらったらいいんだが、流石に申し訳ない気がして……dash

・再び能登有料道路へ
 多少はピークを脱し運転。ひたすら珠洲市を目指し、能登半島を北東に縦断する。案の上、対面通行多し(;´д`)トホホ…♪やま〜を、こ〜え〜行こ〜うよ、という歌があったが幾つ山を越え丘を越えたことか?基本的に絶景の連続。風車も回る。
 途中、懐かしい苗字を戴いた地名を見ること多数、これは運命なのか目に見えぬ何かに引き寄せられているのかしらん?
 てか、能登半島はその両岸にしか開けた町はないのか(lll゚Д゚)?

・能登空港ICから下道に
 一時間も行軍すれば有料道路終了。将来は伸びるのかしらん?街道の周りに人家は少なく車幅も広く信号も少ない。速度も上を走っている時とそんなに変わらない気がする。車線の中央にポールを立てて、彼処に料金所を作り、道の駅をSAにすれば、そのまま有料道路になるのでは?
 道路名に「スターライン」shineとあった。事実夜空は美しいことだろう!まぁスター性は皆無だが(´,_ゝ`)プッ
 途中、路肩に「ケロンの里」なるいかがわしきケロン人を模した看板を発見。そのチープさとタッチからしてライセンスの問題は言わずもがなな感じがするが、たしかに軍曹さんが攫まされた紛い物(不良品)のバイクで迷子になったエピソードに出てきたような田舎の光景がそこには広がっている。でも、どこにもパチンコ屋はあるんだよなぁ。そりゃロラン・バルトも分析しますよ。

・午後3時頃 珠洲市内
 さらに車を走らせること一時間あまり。思いのほかすんなりと宿まで到着。逗留するには早すぎる時間なので、宿の位置を確認したあと、さらに北を目指し能登半島は最北端禄鋼崎灯台を目指すことに!細い市内を縦貫する道を海岸沿いに北上する。主要道路が生活道路と兼ねているようで彼処でヒューマントラップが続発ヾ(.;.;゚Д゚)ノお年寄りばっかだが、奴らは一向に車を気にする様子はなし!?その気概が竹槍でB-29を落すことを可能にするのか?てか、「能登空港に未来を託そう」的な看板が交差点にあったが、そんな一蓮托生かつリスクが高そうなギャンブルを行政が謳うのはいかがなものか( ゚д゚)ポカーン?

・In My Dream
 時間ロスを考え、途中から、海岸線を諦め内陸に進路をとる。くねくねとした細い農道の様なワインディングロードを驀進。細かろうとも相変わらず年寄りトラップ多発(いっそ動物注意の標識より年寄り注意の標識を作るべきだ)。お呼びでない対向車、続く絶景、何処かで失くしたガードレールの向こう側。自然と高まる車内の緊張感、高音鳴り響く「IN MY DREAM」、息を潜め



心、重ねて

と思いきや誰かの相方の持ち歌でしたよΣ(゚д゚;) てんでバラバラだ。てか、あの気を失いそうな高音でかつ息が続くのかしらん、すごいな?そういや、なにやらずっとカタカタと乳繰りあい愛を紡いでらっしゃるご様子。何をそんなに語らうことがあるのだろう?まさか「君の美しさは一輪の薔薇 触れれば散ってしまいそうな儚さを持っていながら その花は決して折れることのない 凛とした強さも内包している さらに驚 嘆すべきは そんな美しさを持ち合わせながらも 君はそれに傲ることなく その魂すらも 清く美しく暁光の如く 光り輝いている これは奇蹟だろうか  否、奇蹟ではない 何故なら奇蹟とは彼女そのものであり 今私が目の前にしているのは 奇蹟が起こした愛の雫に過ぎないから」とかなんとか歯の浮くようなことでも言い合ってるのかしらん?赤い薔薇の花を部屋に敷き詰めて朝まで愛を語りあってるぐらいだし(笑)一丁前にジェラシーかこの野郎?とは言われればその通りだが、こっちは便りを出せども相変わらずうんともすんとも携帯は鳴らない……orz どうしたら返信はくるのだろう?僕だけ携帯が鳴らない(´・ω・`)ショボーン

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.09.18

能登漫遊記 その3 コスモアイル羽咋或いはメメントモリ

決めた!僕、葵の上と結婚します∑q|゚Д゚|p

夏の終わり、気怠い午後の宴の続き、思い出せず8割方フィクションで再構成

・千里浜渚ドライブウェイ後半
 T氏の提案及び、各々方のムー的衝動に突き動かされ千里浜渚ドライブウェイから近くのコスモアイル羽咋(はくい)に行くことに!ローテションの混乱の中でまたもやS氏の運転。もはや過去の車に対する言動はツンデレだったのではと思えてくる。
 事前情報では、なんでも羽咋市はUFOの街として有名らしく(市内にある正覚院に伝わる古文書にもUFOらしき『成山飛行虚空神力自在而』という記述があるらしい。まぁこじつけξが(笑))、商魂逞しくそのことを街興しに使っているらしい。街中にUFOのシンボルが溢れかえっていた!てか、個人的には大歓迎だが他になんかないのかΣ(゚д゚;)?確か、折口信夫のテクストに羽咋を舞台にしたものがあったはずだが、UFOに負けたわけか?
 因みに、このコスモアイルは宇宙博物館なわけだが、民間会社が運営しているとは言え、立派な公共施設である。住民揃って寛容なんだかロマンチストなんだか・・・?或いは、みんなアブダクションされて宇宙人に言いなりに改造されたのか、はたまたみんな宇宙人そのものなのか?

・午前11時30過ぎ コスモアイル羽咋
 で、とにもかくにも到着したわけだが、思いの外立派な建物!!お約束通りのちんけなアダムスキー型宇宙船な概観を予想していたのだがアワ((゚゚дд゚゚ ))ワワ!! なんとも素晴らしき哉、箱物行政、感服orzてかやり過ぎだろう!?ここはヒューストンではないんだぞ?もはや宇宙人の母船じゃないか?むしろ羽咋は宇宙人の植民市ですか?これだけ堂々としていれば反対に怪しまれないわなぁ…木を隠すには森ですか?

P8290429

日の丸が靡いているということは既に日本国政府も懐柔されている様子。裏でどんな取引があったのやら?

P8290432_2

傍らにはMR7(マーキュリー型レッドストーン型ロケット)がそびえ「United States」の刻印、もはや惑星最狂の乱暴者まで手名付けているなんてヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ 今此処にある危機Σ( ゜Д゜)ハッ!オペレーション・メメントモリは既に最終局面にあるのか?
 お約束の記念撮影スポットもあったりして僕らの心を掴んで話さないコスモアイル!それはそれとてアストロノーツ型張りぼてに収まるお二人!見渡せば瞬く間に、すっかり餌付けされ犬に成り下がり地面に転がった漢が一匹生まれてましたよ(笑)!!周囲に他の客はいなかったとはいえ大胆すぎる!その視線たるや男を意識した女の目つきそのものですよ!

P8290439

 入る前から、抱きしめた心のコスモは萌え上がりセブン戦死図覚醒、内部セントラルドグマでは何が待ち受けてるか定かではないが早くもカヲル君が僕らをくわえ込んで放してくれないコスモアイル(*´Д`*)ノ もういいよコスモアイル羽咋!ベートーベンの歓喜の歌たれ流しだよ(*´Д`*)その上、サードインパクトまで起こす気か?幸福すぎる!幸福実現党も少しは見習ったらどうだろう!?かつて、ここまで僕らを熱くさせたコスモがあっただろうか?否、無い。
 内部に入れば入ればで予想を違わぬソルジャー・ドリームが展開。館内のエレベーターまで天空を再現するなど芸も細かい!1階で見送ってくれたはずのお姉さんが素敵な笑顔で2階で迎えてくれたのは、やはり彼女が瞬間移動の能力を有する宇宙人だという証明だろうか?

P8290505

 残念ながらプラネタリウムは時間が合わずパスしたが、館内では人類初の宇宙進出から他の惑星探査活動まで宇宙開発史をお勉強。展示物はUSA製はレプリカだがUSSR製は実物もあり、セブン戦死図どころかアラヤシキまで逝きそうになる!!体制崩壊後の混乱と経済状況が窺い知れる。でもこんな文化遺産持ち出していいのかな(大英やルーブル、スミソニアンとやってることは変わらないではないか)、それもこんな僻地に?とは言え、SFや天文ファンには堪らない展示の数々sweat01マーキュリー宇宙カプセル

P8290444

ヴォストーク帰還用宇宙カプセル(旧ソ連製実物)

P8290449

 NASAルナ/マーズローバーの試作器、アポロ月面着陸船

P8290473

などなど、ひぃやーーーーー(*゚∀゚)=3ハァハァ。

P8290479

更に、未確認飛行物体の写真や、ロズウェルの手術台に乗ったグレイの模型

P8290484

、アブダクションやコンダクターのエピソードの大攻勢は、公共施設でよくぞここまでやったと責めず褒めずにはいられない!!
 さらに知る人ぞ知るドレイク方程式(宇宙文明方程式、N=R×fp×ne×fl×fi×fc×Lや名誉館長の矢追純一氏など、この思い出はプライスレス(・∀・)イイ!
 コスモアイルの今後の繁栄を願ってポリシーに違えていつもは絶対買わないお土産まで買ってしまった。でも、間違いなく大阪でも売ってるな(笑)

P8290503

 いやはや、全く持って趣味な世界であった。
 しかし、宇宙での孤独を癒すために未だ見ぬ知的生命体にメッセージを送り続けるのは結構だが、もしそれが悪い宇宙人に伝達して侵略されるようなことになるのではと思うと心配で心配でご飯も咽を通りそうにない………orz

・12時半頃
 宇宙科学博物館を堪能後、強烈な睡魔に襲われる。かつ空腹に腹が暴れ太鼓を連打(*゚∀゚)=ハァハァ土産を買った後、受けつけのおばさんに食事所を聞き込み捜査。羽咋市の名物などを尋ねるも、特にこれと言って無い模様(笑)なかなかに素直なおばさんである。結局、コスモアイル羽咋内で手に取った市内観光マップに載っていた「食べるUFO」(明らかに無理なこじつけ、「恐らく某カップ麺か?」と突っ込んだら負け)のマークがある和食屋さんにいくことに決定する。

・午後1時前 昼食
 しばし、近辺を彷徨った後、ご飯所に到着。運転は当然S氏であった。案の定普通の和食屋でUFOのUの字もない。ここの店員さんも皆宇宙人なのだろうか?背中にチャックはないか、指紋はあるか等々チェックするも判別できず。海鮮丼っぽいものを注文するが、取り立てて北陸の海の幸を感じさせる物ではなかった。
 腹が膨れいよいよ睡魔がえらいことに(汗)活動限界が明らかに近い。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.09.17

能登漫遊記 その2 1/6の夢旅人

記憶の深淵に沈み光りが届かなくなりそうな記憶の続き。

夏の終わり、土曜日

・午前5時 起床
 案の定、大変眠い。歌わずともすいみん・すいみん・すいみん・睡眠不足(ノ_-。) 各自、食事などを取りつつ旅支度。本日の天気を確認。北の方から前線が南下してくる為、雨天は避けられそうにない模様。というか前線に向かって突撃を駆ける感じか?………朝食にカレーパンは重い。思いの外迅速に準備完了、いざ!

・午前5時30分 出発
 長い一日が始まる。とりあえずファーストバッターとして運転。
 S氏の用意してくれたFMトランスミッターは感度良好ノイズ少なし!やはり値段に品質は比例するのか(しかし、某アウトレットで同じ物が1,900円だったことは胸に秘めておこう)?朝から、往年の素敵なアニソンで嫌が応にも脳を覚醒。これらの曲がかかっている間は決して事故るわけにはいかないと緊張感が募る。横転し炎上する陸上巡洋艦から桃色なアニソンが垂れ流しなんてシュールすぎる(;;;´Д`)
 とか思ったのは既にバッドエンドのフラグだったろうか?てか、ギャルゲーの曲が多いが車中は野郎のみだ。しょっぱい(*´Д`*)。「愛・覚えてますか?」と言われても寧ろ忘れる為に行くのだ。旅行になっても、ステッペンウルフの「Born to be Wild」にはこのメンツでは決してなるまい。

・吹田から名神へ
 概ね順調なスタート。京都を過ぎたあたりで交通量増加、下りでブレーキを必要以上に踏む馬鹿の多いせいか、速度が一定せず軽くフラストレーション、お疲れS氏は後部座席でウトウト。
 T氏のうらやましいIpodTouchphonetoからFairWarningの「Heart of Summer」が流れてくる。中学時代によく聞いた曲。アルバム「Rainmaker」に捨て曲はない。今聞いてもいいものはいい。まぁ中心というか現実にはSummerは終わりで、その夏そのものも輪郭がはっきりしない夏であったが…

・午前7時過ぎ 多賀SA
 眠く集中力低下、小休止。小雨が降ってくる。S氏にドライバーチェンジ。道路情報に「北陸道、福井北から丸岡間、通行止めの表示」あり。渋滞原因の情報はなく、不安が募るsweat01下に降りると国道8号線で時間ロスの可能性大。てか、ETC千円の意味が無くなる。

・米原から北陸道に乗り換え
 トンネルを幾つも越えると外の空気が涼しく、途中、敦賀湾が見える。日本海側街のどこか物悲しい景色。原発が爆発したら僕らは終わりだ。
 鯖江SAでは眼鏡が売られてる。眼鏡の街だけに流石と言えば流石だが誰が買っていくのだろうか?いつの間にか、通行止めの表示は消えており、安堵。

・女形谷SAで小休止
 小さなSA。S氏フランクフルトを食す、やはり10秒飯では足りなかった様子。1時間以上既に運転しているものの、引き続きS氏が運転。人は変わる。小松辺りから左手に日本海が広がる。

・尼御前SA?
 給油。旅行前日に満タンにしておいたので、おそらく給油せずとも滋賀の手前ぐらいまでは目的地から帰って来られると思うが、S氏には前回の出雲旅行のトラウマが不安を誘ってるようだ(笑)。確かに早めの給油は正解であろう!でも102円は高い(前日入れたのは92円)。
 給油扉をあけるノブが分からず、S氏テンパル。その際異なる扉を無理矢理取り外し更にテンパル(笑)かつて僕もその轍を辿ったので気持ちはよく分かる。

・午前11時前、金沢東ICで下道に降りる
 引き続きS氏が運転。上杉謙信が柴田勝家を蹴散らした手取川を越え、名高い美川県一の看板を横目に通過、金沢市街の北にある金沢東ICで下道に。かほく市を抜け北上し、能登有料道路を目指す。

・白尾?ICから能登有料道路へ
 今浜IC近くの道の駅・高松?で休止。柵の向こう側の日本海を眼前に、早くも恥は旅のかき捨て、写真など写す。敢然と日本海の大海原に挑戦状を叩きつける今日も木星帰りのロックなS氏。潮風に靡く布きれは伊達じゃないが、うみねこのく頃には彼が消えているような気もする!

P8290391

SAにあった能登の地図を見る。おそらく北上するほど更に地味になっていく予感がひしひしとする。なんだかプロレタリア感漂う能登の地図↓。あぁ場所は違えど蟹工船な臭い。

P8290395

・千里浜渚ドライブウェイ
 今浜ICから下に降り千里浜渚ドライブウェイ(無料)に!個人的にはこの旅で一番楽しみにしていた場所。波打ち際つまり砂浜を走るなんとも言えぬ快感(*´Д`*)。グラベルの凸凹が楽しい!!そもそもこの車のコンセプトも悪路を走ってこそなわけで、道具存在として満たされているに違いない!目の前を波が流離っていく!砂の粒子が細かく、砂浜が引き締まっているため車が自重で沈むことがないらしい。

P8290404

 S氏とドライバーチェンジ。S氏が「1/6の夢旅人2002」を用意してくれていた(゚▽゚*)。GJ!この曲をBGMに砂浜を快走。どうでしょうファンの僕とS氏のボルテージは上がる!脳裏に「試験に出る石川県・富山県」のシーンが甦り、彼らも馬鹿をしつつここを走ったのかと思うと感慨もひとしお( ̄▽ ̄)。個人的に前半戦のテーマソングに決定。
 しばし車を止め、外に出て潮の臭いを胸にかきこみ、風にあたり、波の音に耳を澄ませる。海を見ながら、BGMはDylanの「Knockin' on Heaven's Door」(同名独逸映画参照)でも良かったかなと思う。他の候補としてはBlankey Jet Cityの「水色」(漫画「Psycho」参照、リンク先の映像は(笑))あたりかな?

P8290420

 天気予報が外れ晴れていて良かった(晴れ男の面目躍如か?)!嬉しがり3人で運転を代わり代わり、交通ルールがあやふやな8㌔あまりを往復する。不思議な感覚。思ってた以上に楽しい!ただ、目を覆いたくなるゴミの数々には怒りがこみ上げてくる…(`Д´)近年は護岸工事などのせいで砂浜の浸食が酷いらしく、自然を思うならやはり車も入って来ない方がいいのかもしれない。
 因みにチリハマであって、僕らに馴染みの深いセンリではない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.09.02

能登漫遊記 その1 前門の虎後門の狼

夏の終わり、金曜日。

・午後8時30分過ぎ
 実家を出発。街灯のないワインディング・ロードを仄かに照らすヘッドライトを頼りに車を走らせ、闇に滑り込んでいく。神代に恋争いをしたという大和三山(耳成山・畝傍山・天香具山)の中心を抜けるも、闇はその古の存在を隠蔽する。

・午後9時45分頃
 近鉄南大阪線高田市駅到着。駅前ロータリーのミスド前に停車し待機。数分後、T氏と合流。コーヒー補給。

・当麻寺の傍らを抜け県境を越え、大教大前の柏原IC(香芝からだとトンネル一つの為に400円)から高速に乗る。暫くして、S氏からメール入電。10時過ぎまで社畜だったとのこと、誠に持って乙Σ(゚д゚;)

・しつこいカーナビの指示により文の里(明らかに南過ぎる)から下に降りる。当初の下調べでは扇町で降りる予定だったのだが……案の定大幅なタイムロス( ゚д゚)、ペッ。ナビへの不信、高まる。

・天六から淡路に至る。思い出したくもないが、修士時代にKさんの引っ越しを手伝った際に使ったルートと同じ道、なんだか口の中が苦い。その後の上新庄まで至るも、またもやカーナビの曖昧な指示と判断ミスでタイムロス。

・午後11時30分前、吹田S氏邸に到着。
 所要時間1時間程度のはずが1.5倍に(;д;)
 想定はしていたが、やはり駐車場に車のサイズは合わずdash偶々通りすがった人の良いマンションのオーナーに助けられる、多謝。 
 各々ビールを一本ずつ。歓談しつつ明日の予定やルート設定など話し合うが、不確定要因などを考慮した結果、結局これといって決まらず。毎度恒例、行き当たりばったりに終始しそうな予感。

・午前1時過ぎ、多産な無駄話を咲かせた後、消灯。
 親子ではないが、川の字になって寝る。その真ん中担当。
 肌寒いほどの田舎に浸っていたせいか、甘やかしていた身体が大阪の熱気籠もる夜に悲鳴をあげ、更に外から響く男女3人の大きな痴話話が追い打ちをかける二重苦。じわりと汗ばみつつ40分程目を瞑り、心の中で「アートマン、 ブラフマーーン」と交互に唱え続けてみたが効果はなく、戦線は後退を続ける明らかな負け戦。
 右隣のS氏は豪快なイビキを奏で、連日の疲れが色濃い模様、乙。気配を見計らいつつ一瞬目を覚ました所に声をかけ冷房ON、外音もシャットアウト。冷房が効き出し漸く微睡み出した頃、突然、右舷下部に何かが衝突・被弾。「弾幕なにやってんの?」と言われてもそんなものは存在せず、よくよく見るとS氏のフライング・ニーならぬスリーピング・ニー(以下SKと略)。実質的な被害は免れたものの、SKの第2波キタ――(゜∀゜)――!!を上方に向かって回避した際、艦艇底部先端にS氏の足が着弾したまま残り、振り上げた足が帰れる場所を失う。左にはT氏がおり、既に退路はない。まさか睡拳の使い手だったとは露とも知らなかったが、不発弾が焦土作戦となり、更には兵糧攻めを兼ねるとは見事な采配。一瞬にして前門の虎後門の狼といった状況に追い込まれてしまったモヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!。
 S氏の寝返りを期待するもそれが起こることはなく、仕方なく起き上がり、正座したりシンジ君の如く膝を抱え体育座りしてなんとか寝ようとするがやはり無理。疲れてるのに寝られず、なんだかアヘ顔になってる気がする。そうこうしている間にも午前5時の起床時間は迫ってくる。焦る中、「逃げちゃダメだ×3」と劇場版の如く前向きに解決すべく、疲れているS氏を起こさないよう細心の注意を払いつつ、なんとか侵犯するSKの名残を押しのけスペースを確保する。
 時計に目をやれば時刻は午前3時を越えている。まだ、旅の本編は初まってもいないが明らかに一つめの山場を迎えている。斜めになりながら、伸ばせない足を窮屈に折り曲げ、明日の行程を思うと思いやられる中なんとか寝付く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.07.28

八雲立つ その6 「決戦前夜」

御神籤の神話的暴力(勿論ベンヤミンの言うところのそれではない)にやられ傷心のまま出雲大社を離れ、傘を買うべく車を走らす。
大社近くの道の駅に行くも、およそ道の駅ではなく一杯食わされる。
暫く彷徨いコンビニ辿り着き、傘と絆創膏を購入。
店内のBGMがThe Alfeeだったのはミステリー。

ちょうど昼食時の時間になったので食事処を探す。
当初は出雲蕎麦を食べようということになっていたのだが、出雲大社に行く前に前を通った島根ワイナリーに食べる処が併設されているかもしれない、土産購入がてら行ってみようと提案する。
実のところ、その時僕の心は既に行きしなに見た島根牛の看板で一杯で、心は既に決まっていた。
噂に聞く出雲蕎麦にも興味はあるが、食の嗜好としては断然、和牛である。

いざワイナリーにつくと、何処からともなく肉が焼ける香ばしい臭いが漂ってくる。
どうやら知人もその麗しきフレグランスにやられているようだ。

P7190132_2

ならば後は一押しだ、理由さえ見つけてやればいい。

  • 僕たちは決して傾向性流されているのではなく、敢えて出雲蕎麦ではなく島根牛を食することにした。
  • 島根の経済を考えれば単価的に蕎麦より和牛の方が高いに決まっている、よって僕らは島根の経済のためにあえて自らの経済的損益も顧みず島根牛を食べるのだ。
  • 体調のことを考えれば蕎麦の方が健康的に決まっている、知人など旅に出る前日に肉を食べて嘔吐している、それにもかかわらず敢えてストイックかつ精神鍛錬の為に脂身も多くもはや毒をいっても過言ではない島根牛を危険を顧みず果敢に喰らうのだ。
  • かと言って、島根名物出雲蕎麦を忘却したわけでは決してない、桃鉄ならば間違いなく出雲蕎麦屋を買い占め独占を築く僕が愛しい出雲蕎麦のことを忘れようか、否、旅は明日も続くのだから好きなものは最期に取っておこうという訳である。

そんなことを適当にほざいている間にも歩は島根牛を扱っているレストランの前まで到達。
出雲蕎麦を忘れた頃には、美味しそうにジューという血肉沸き踊るシンフォニーと香しいフレグランスが目の前で奏でられていた。

P7190135

一緒についてきたホルモンは焼き加減がいまいち掴めず微妙だったが、島根牛そのものはとっても美味であった。
焼き肉奉行の知人に感謝!
強いて言えば、味のIT革命或いは口の中が郵政民営化といったところかΣ( ゜Д゜)ハッ!
難を言えば、車で来ているためアルコールを飲めないことか?
セットについてきたグレープジュースが思いの外美味しく、前夜に飲んだ葡萄神話という名の島根ワインで既に味を占めていたものだから、ワインはさぞかし肉にあうと想像されたわけで……

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.07.27

八雲立つ その5 「出雲大社弐」

参道を進み本殿近くまで到達。P7190114_2
と言っても「平成の大遷宮」中のため、見えたのは(仮)の御本殿。
後方にチョバムアーマーの如く素屋根で守られた本来の御本殿が覗く。
八雲山に抱かれた大社造りを見てみたい気もする。
「大社造り」と言えば日本最古の神社建築様式で、僕は「○×最古」といった文句に弱いのだ。
申し込めば、檜皮の解体が行われる前の御本殿大屋根を間近で拝観出来るようだが、高温の素屋根内を30~40分と言われるとそこまでのモチベーションはない。
それにTシャツにデニムという僕の服装は残念ながらドレスコードに抵触するようだ。

参拝前に銅鳥居周辺に並ぶ、干支?の銅像や大量の括り付けられた御神籤、掛けられた絵馬を観察する。
P7190117

誰が置いたのか、人参が馬の口元の近くに置かれていたのが笑える。
馬だから人参というわけではないようで、隣の 牛の銅像や前出の因幡の素兎の像の近くにも何故か人参が置かれていた。
P7190118しかし、写真からも分かるように、このお馬さんは重度のメタボなようで、自重を支えきれず腹の下に支えを必要としているぐらいだから無闇に食べ物を与えるのも考えものであろう。
この馬の銅像、前から見ると初期アニメ版の星闘士聖也のペガサスの聖衣の台座の顔にそっくりのように思えるのは僕だけか?
まさにブロンズなだけに…(・∀・)ニヤニヤ

お馬さんたちの横には絵馬が並ぶ。
家族の健康を祈ったものから、受験合格祈願、御祭神にあやかって縁結びを願うものまで願掛けは様々。
両親が息子の良縁を切に願った絵馬など、世知辛くて、見知らぬ息子さんに向かって「婚活頑張れ」と叫びたいほどに、胸が締め付けられる。
まぁ、もし自分が息子の側で自分の知らぬところで両親にそんな絵馬を掛けられていたら、死んでも結婚するかgawkと思うがな…
また、愛知県愛西市にお住まい(実際には末尾まで住所が事細かに記されていた)Iさんは

「男を磨いて、福○まり△さん(ハーフ)とお付き合いしたい!」

と煩悩まみれの願掛けをしていた。
もはや、神に対する願いなのか神に対する宣誓なのか定かではないが、お相手の女性が(ハーフ)であることは大変重要らしい…( ゚д゚)ポカーン
同姓同名のハーフではない知り合いがいるのかどうかは分からないが、事細かな自分の住所の記載と言い、ハーフの指定といい、神に願掛けしておきながらいまいち神の能力を信じてない節があり笑える。

それにしても、絵馬って野晒しにされた個人情報の固まりのような気がしてならない。

冷やかしを終え、ようやく参拝。
しめ縄が根太で馬鹿でかい。
どんだけ納豆をつくるつもりなんだ(´ρ`)ぽか~ん?

P7190075_2
並んでいると、陽気ないい歳したおっさんが、遠くからお賽銭を投げたことを警備のおっさんに危ないからダメと怒られていた。
おっさんは照れ笑いを浮かべていたが、隣の奥さんが見つめる目は思いの外優しくない。
参拝する元?サルトリアンの知人の姿を見て、神頼みではなくやはり自分のサイコロは自分で振るべきだろうと思い、参拝を取りやめる。
「今はまだ、何でもかんでも神頼みする心の弱い大人になんかなりたくない」と尾崎豊風に心の中で呟いてみる。
思えば、この行為が神をも恐れぬ行為だったのか?

参拝を終えた後、宝物庫を見学する。
少しばかりミリオタな知人は、刀剣や銃に興味津々のようであった。
僕としては、「天下無双の大廈・国中第一の霊神」と称えられた古代の御本殿の復元図に興味を引かれる。
現在のものより全然格好いいではないか!?
奈良の東大寺大仏殿(約45㍍)より大きかったそうだ。P7190127
古代に一体どうやってこんな馬鹿でかいものを作ったのだろう?
オーパーツな臭いがしで断然興奮する。
上部の社本体が巨大ロボのコクピットで、階段はそこまでの通路、内部に入り光彩を認識した後起動し、周囲の光学迷彩で隠されていた部分が出現するに違いないモヒャ━━((゜Д゜Uu))━━!!!!!!
恐るべし高天原の科学力!!
「エヴァから入ってクラシック」がありなら、「巨大ロボから入って神道」もありですよね!?
他にも応用は効きそうだ。

  • 樹なつみ「八雲立つ」 → 出雲
  • 永井豪「凄の王」 → 出雲
  • 萩野真「孔雀王」 → 出雲

 

宝物庫を鑑賞した後お神籤を引く。
小雨降る中引いた御神籤は、ぐうの音も出ないほどの惨憺たる御神籤だった。

「衰運の年、何をやってもダメ、八方ふさがり、耐えて小さなことからこつこつと 死なぬ程度に生かしてやる」

的なことが書かれている。
まさに、今は「耐え難きを耐え忍び難きを忍び」的な玉音放送かと疑うようなことが書かれていたが、四半世紀以上生きてきてこんなに酷い御神籤は初めてだ。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
衰運も何も、この御神籤から衰運は始まったのではないか?
「病重くも治る」って、一度は重病にかかるのですか?……それとも僕の中2病のことを言ってるのですか?……嬉しくない。
対照的に、知人の引いた御神籤は至って良好なことが記されており、自分の引いた御神籤を見せると軽く言葉に困った後に、「そんな気にすることないって」と優しく慰められた。
一瞬友人がドラえもんに出てくる映画版ジャイアン以上に頼もしくなんだかいい人に見えたが、しかし、今はその優しさが重く僕の肩にのし掛かり辛い。
知人曰く、僕自身で思ってた以上に、僕は凹んでる様子だったそうだ。
心の弱い大人にはなりたくないと高らかに叫んだものの、数刻もせず僕の心は思いの外もろく弱い大人のものであったことが判明し、絶望した_ノフ○ グッタリ

その後、縁結びのはずがとっても縁起の悪い不吉な御神籤を木に結びつけていると、小雨が大雨に変わった。
既に木々は結ばれた御神籤で一杯でなかなか結びつける場所がない。
なんとか隙間を見つけて結びつけていると、竹で指を挟み血が出てきた。
更に、御神籤にその血が付き雨で滲み、益々不吉な御神籤になってしまった(;´Д⊂
そうこうするうちに雨がどんどん強くなり、僕たちは傘を持って無かったので、遺恨を胸に抱えたまま観光を切り上げることにした。

この雨は、僕の涙雨か?不届き者への神の御業か?
後者だとしたら、不安をたたみ掛ける悪徳商法に相違ない。
……絶望したil||li _| ̄|○ il||li

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.07.23

八雲立つ その4 「出雲大社一」

そうこうするうちに出雲大社に到着。
隣接する島根県立古代出雲歴史博物館に駐車する。
わざわざその名に古代と冠しているが、果たして現代出雲歴史博物館はあるのだろうか?とりたてて出雲の現代が脚光を浴びるのを耳にしたことはないが…と思う。

P7190083

ポツリポツリと雨が降り天気が優れないせいか、思ったより観光客が少ない。
京都などの神社仏閣と異なり、外人さんの姿も少ない。
3連休の真ん中なのに大丈夫なのか?
この参道入り口を中心に前の道は3叉路になっており、出雲大社と書かれた石柱の対面の建物には「海に行こう!」とある。
P7190082 神を前に随分堂々とした営業妨害だなぁと感心するΣ( ̄ロ ̄lll)
確かに、日本海はすぐそこだが、この天気では海に行く客も少なそうだ。
また、写真右下部に切れて「善哉発祥の地」とあるが、小豆嫌いの僕にとっては、大変迷惑なものを開発してくれたわけで、苦虫を噛みつぶしたような気分になったのは言うまでもない。
この参道入り口の鳥居にしても、600メートルほど南に南下した町中に突如出現する大鳥居(日本一らしい)に完全に食われてしまっているし、出雲大社が観光の中心であるはずが、町おこしに対しどこかちぐはぐな気が…。

なんだかなぁと、いつもの感じの悪い観光客オーラを身に纏い左右を松に囲まれた参道を本殿に向けて歩を進める。P7190097

参道の左右には日本神話をイメージした作品が並ぶ。
一つ目に出くわしたのは「神話の社」、レリーフがなければまず分からないモダンアートΣ( ̄ロ ̄lll)
悠久の時の流れの中で、少しずつ変化する自然と、そこに集う神話の動物たちが戯れる姿を抽象的に描いたと言われても…これが「Art as Art」というものか?
古代よりの神域の中で、明らかに浮いている完全に自律的にして自己完結したその表現に、逆説的に神的なものを感じ取れという無理難題か?
原爆関係の祈念碑と言われても納得してしまいそうだが…

P7190105

次に出くわしたのは、「ムズビの御神像」。

P7190108

P7190112 記紀に出てくる、大國主大神が「幸魂奇魂」を拝戴する情景を描いたものらしい。
小学校低学年児童がいたら間違いなく一人は、「キ○タマヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ」と連呼するに違いないその造形は、誰にも至極分かりやすく先ほどのモダンアートと異なり多くの客を集めていた。
縁結びの神様だけに流石に出雲大社の御祭神大國主大神といったところか?
伊達に濃ゆく描かれてはいないな、と一瞬思ったが、ゴルゴもおののく永井豪作品並の眉毛の濃さに少々濃く描きすぎじゃないかとも思う!?
いっそ安易な金儲けに走り、どっかの神社のように萌え化して、デフォルメ&中性美少年造形で聖地巡礼、オタクツーリズムのメッカになった大國主大神も見てみたい気がする。

他には、「因幡の素兎」の像などがあった。

P7190130_2

物語の展開的には、皮を剥がれ潮水に晒されていた後のはずが、ウサギさんは至って五体満足な様子で描かれていた。
個人的には鰐をだました知恵よりも、草食動物の身で鰐を背に海を渡るという度胸に感服させられた説話であったが…
というか、隠岐の島と因幡の間に鰐なんていたのだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.07.22

八雲立つ その3 「原風景」

二日目。

涼しく快適な朝を迎える。
寝苦しく夏バテせずにはいられない大阪とは大違いで、少し肌寒いくらいだ。
前日の夜に少しばかり呑んだにも関わらずいたって体調も良好、窓から外を覗けばゆったりとした時間が流れており避暑感充溢!

隣で床についてる知人はまだ二度寝をたゆたうつもりのようだったので、一足先に起床し洗顔歯磨き。
改めて部屋を観察した後、知人の寝起き痴態などを激写して暇を潰す。
真っ黒くろすけは残念ながら発見出来なかったが、カラオケセットを発見。
広い田舎の家には共通して何故か昭和感漂うカラオケセットが有るように思うのは僕だけか?

その後暫くして、おばあ様と共に朝食。
温泉や御飯処といった東出雲の情報を教えて貰う。
どうしてそんな話題になったのかは思い出せないが、朝鮮戦争前夜の38度線以北の文化的差異の話など興味深かい会食であった。
文化的差異と言えば、昨日に比べ弱冠ヒアリング率は上がったように思うが、まだまだムルソーから脱せない…typhoon
おばあ様が、出雲大社は縁結びの神様(大国主大神)で有名ということを強調されていたのは、知人への曾孫が早く見たいという遠回しなプレッシャーなのかもしれないということは分かったのだが…、ならば連れてこなければいけない人は他にいるはずだが…( ̄ー ̄)ニヤリ?

午前10時前、出雲大社に向けて出発。
鉛色をした空からは今にも雨が落ちてきそうだ。
山裾に低く雲が幾重にもかかった天然マイナスイオン満載のワインディングロードを川沿いに知人の運転で北上。
窓越しに流れる田圃の稲穂や山の木々が風になびき、青々として緑色の波が打ち寄せている。
村々の家屋の屋根は大部分が赤茶色した瓦に彩られ、周囲の自然とのコントラストが美しい。
屋根の両端にシャチホコが据え付けられた家屋が多くあるのが目を引くが、神話の国だけに信心深い人が多いのだろうか?
道路沿いの看板の多くを占める神話と古代ロマンへの煽り文句に乗せられ、日本人の心の原風景といった胡散臭いものを想像しないこともない。
比せれば、「イギリス人の心の故郷にしてイギリスでもっとも美しい田舎町、コッツウェルズの丘陵地帯」といったところか?…と考えてみたがそんな牧歌的で花薫る雰囲気ではなく、比較自体美化しすぎか、或いはそう思うのは西洋コンプレックスか…?

恐らく定住民でもない限り、あの赤茶色の瓦さえなければ他の地方の田舎の風景とそう大差ない景色のようにも思える。
あの瓦こそが、地理の時間に習った日本三大瓦の一つ、石州瓦というものだろうか?
想像していたより橙色に近く、鉄が多く含んだ粘土瓦なのかしらん?
出雲と言えば古代よりたたら製鉄が有名だし、八岐大蛇の腹が血色に爛れているのは砂鉄で川が濁った様子に起因するという解釈もあるぐらいだし…

P7200179

そんなことを考えていたら、1時間も経たないうちに出雲大社の玄関口にして出雲平野の中心都市の一つ出雲市に車は差し掛かっていった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.07.21

八雲立つ その2 「メロスのように」

中国自動車道から米子道に乗り換え日本海に向けてひた走る。
山を越え高原を駈けトンネルを抜け、眼前に望む大山山嶺の雄姿に心動かされればそこは山陰。
妖怪マイスター水木しげるへのリスペクトを裁ち切り、さらに西に舵を取れば、右手に宍道湖が姿を現す。
生憎の曇天で噂に聞く風光明美な湖岸を伺えなかったのは少々残念だった。
もっとも、山陰に入ってから自然のみをこれでもかとお見舞いされていたので、景勝地は既に充分だった感もあるが…

 

対面交通と車線の増減の激しさに対しクレーム満載の高速道路にやられつつ、山陰の「陰」のイメージを増幅させられた頃には目的地は間近。
車内に流れるレイズナーのOPテーマ「メロスのように」の歌詞に突っ込みつつも、その不条理感はどこか山陰とマッチする所があり、個人的にこの旅のテーマソングに決定。

八岐大蛇の神話で名高い斐伊川と、まさに八雲立つ感じの山々に抱かれた目的地に着いたのは夕方六時前。
想像していた以上に自然豊かな田舎で、僕の夏休み」への期待を裏切らない。

 

滞在の間お世話になる知人のあばあ様に対面、話に聞いていた以上にお元気な様子で、びっくり!!
滑舌など僕の方が遙かに悪い_| ̄|○
目の前を言葉がどんどん飛び交っていく。
が、これまで中国地方と全く縁のない人生を送ってきたため、方言を半分以上理解できず、何の皮肉か思いがけずメロスのように孤独を感じることになった。
どうやら語尾に「~けん」とつくことが多いようで、 <…Lücken der beschreibenden Psychologie zu erganzen, ……Erwirkens……>といった具合のドイツ語のテクストをdenkennし…_ノフ○ グッタリ
あぁ、僕は異邦人。

 

湿度のせいか思ったより蒸していたが、逆にそのお陰でふるまっていただいたメロンが更に美味しい。
とても熟れて美味だが夕飯前にお腹一杯になるのは拙いと内心考えていたところ、おばあ様は「こんなもの(メロン)、水みたいなものだ」と剛気な発言をされる(・_・)エッ....?
そんなばかなと思いつつ、元気の秘訣はこんなところにあるのだろうかとも思う。
そう言えば、僕の実家の祖母もいい歳だが今でも剛気に200㌘程度の肉なら軽く平らげていたっけ…祖母は元気にしているだろうか、久しぶりに連絡を取ろうか…。

それに比べ僕の胃袋ときたら…orz

| | コメント (0) | トラックバック (0)

八雲立つ その1 「朝顔」

夏本番到来、週末は海の日含めて三連休。
うだる暑さにへきへきしていたところを、突発的な知人の誘いに乗っかりほぼ一日で事を決め、「レンタカーで行く出雲の国、二泊三日突貫プチ旅行」に行く。

知人は今年免許取り立てGW以来の運転、僕も約1ヶ月ぶりの運転、下手をすると出雲国を目指すだけに陰暦10月ではなくとも神在月に逝くことになるかもしれぬ、といった恐れを抱きながら、「いつか避暑地にて有閑マダムの秘書の秘所で卑小な僕も被昇天(*゚∀゚)=3 ムッハー!!という14歳の頃の悲壮な志し再び胸に秘め、現実を置き去りにし、いざいざいざ!

直前の計画立案だった為、レンタカーを中々押さえられず、宝塚から出発。
車を借りるまでが面倒だが、借りてしまえば後は目的地まで9割9分高速で約4時間。
免許を取る際、教習所で高速実習がなくシミュレーターのみしかやってないという知人の発言に少々不安をかき立てられたが、なんだかんだで順調に目的地に向かっていく。

知人の運転を心配していたが、逆に中国山地を縦貫中の自分の運転時に最大の危機に遭遇。
しばしば劇中の死に逝くキャラが言いそうな「死ぬ時って、結構あっけないもんだよなぁ∑q|゚Д゚|pといった感じの台詞が一瞬脳裏に浮かんだが、幸い死亡フラグではなかったようだsweat02
申し訳ないことに、僕だけでなく助手席の知人も死を意識したそうだ。
その後暫くの間緊張感と共に会話が減り、僕はハンドルを握る手を汗ばませながら、176号沿いのレンタカー屋に行く道すがら、清荒神の近くで見つけた藍色の朝顔の花のことを思い出していた。

P7180065

朝顔の花言葉は「儚い恋」
まだ秘書にも一夏の思ひ出にも逢わぬうちに儚く散るところであったtyphoon
考えてみれば、この夏休みの課題の定番の発見も死亡フラグ……(;´Д⊂
いと危うし……

朝顔の花言葉にはそのほかに、「貴方に私は絡みつく」といったものがあるが、危うく死に絡みつくところだった…_ノフ○ グッタリ

因みに、朝顔の季語は意外にも秋である。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.08

アテンション・プリーズ -体重別運賃表-

http://www.flyderrie-air.com

米国のある新聞に、ある航空会社が、乗客の体重によってフライト料金が変わりますairplaneという広告を掲載した。

とどのつまり、体重が重ければ重いほど料金は高くなるシステムである。
単純に考えれば、重いものを運べばそれだけ燃料費はかさむわけで、昨今の原油高の影響が業績を直撃している航空会社にとっては起死回生の策となるかもしれない。

 
もし、これが事実なら、少しばかり痩せ気味な僕には大変ありがたい話で、夏バテでさらに減量が見込まれる夏休みにはより旅行に行きやすくなるわけだ。
そして、これまで抱いてきた交通運賃に対する不満(というか、前々から、交通運賃も郵便料金のように輸送重量によって変動させるべきであると、我々痩身党は常々訴えていたのである。)にも一定の公平感が与えられることになる。
勿論、様々な事情からふくよかな体型の人々にとっては、彼らの諸々の権利が踏みにじられるという状況が訪れるわけで、由々しき広告であるわけだがwobbly
しかし、自分が迎えるであろう状況を考えれば、そのようなことは他人事で、調子に乗って「今なら、身長に対する平均体重と実際の体重との差だけ更に割り引きflairなんて素敵なプランもつけたらどうだろう、と考えてしまうのである。
もし、人々がフライト料金を安く抑えるために適正な減量をはかったとしたら、肥満大国米国にとっては一つの抑止力となるかもしれず、原油高の煽りをもろにうけている家計にも恩恵をもたらし、結果消費燃料を抑えることになり環境にも優しい、と安直に考えるのは自分に都合の良い詭弁である、とは分かっていても・・・・

 
 
しかし、このデリー航空なる航空会社とはいかなる会社であろうか?
聞いたことがありそうな気もするが、聞いたことがないような気もする。
名前を見る限りインド資本っぽく、二酸化炭素排出量に匹敵する植林を行う「世界唯一のカーボンニュートラルな航空会社」とのことだが・・・。
疑問の答えは貼ったリンクの下部に隠されている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、実在のインドの国営航空・エア・インディアは、同社が2年前に実施した「肥満気味」の乗務員を地上職に転職させたことを巡って起こされた訴訟に、つい先日、勝訴している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.06.06

おひっこし

北欧の白夜の国スウェーデンにキルナ(Kiruna)という人口2万3千人程度の小さな街(反対に市の面積は世界2位!!人口密度を考えると劣悪極まりない奴隷船も見紛う住環境を日々強いられている僕には、何とも羨ましい環境である。がある。
キルナは、北極圏にある同国で最も北に位置する街であり、アースガルド編(余談であるが、この後に続く海皇ポセイドン編が舞台化され、主人公達を若かりし日のSMAPが熱演していたことを記憶に留めている人はそう多くはないように思われる。今思えば、テニプリやBleachのそれの先駆けだったのかもしれない。因みに配役は、聖也:中居、紫龍:草なぎ、氷河:森、瞬:香取、一輝:稲垣、ポセイドン:木村であった。)もびっくりなその名の通り氷で出来たアイス・ホテルsnowがあることで日本でも有名な街である。
つい先日、そんなキルナにおけるお引っ越しにまつわるニュースで見た。

 

お引っ越しといっても、個人の引っ越しを取り上げたニュース・トピックスではない。
そもそも、普通の引っ越しではスキャンダルとスペクタクルを求める現代社会においてはニュースにならない。
よって、悪質な引っ越し業者に引っかかったなどといった陳腐なニュースではなく、もっとスケールの大きいビッグなお引っ越しである。
そう、「大きい」・「Big」という同意語を重ねて続けるような!

 
なんでも、同市の近郊に80年あまりの歳月をかけて、段階的に街ごとお引っ越しをする計画なのだそうだ。
というのも、同市には欧州でも有数のキルナ鉱山があり、そこから生み出される鉄鉱石は街のみならず国をも潤しているのだが、100年あまり続く地下鉱山の採掘作業の結果、地層が沈み滑り山が崩れ、それが徐々に街に迫り、数年以内に移転しないと危険にさらされるそうなのだ。
スポーツの世界では球団の移転といった事例は度々耳にするが、街ごと移転というのはなかなか聞かないで話である。
または、ダムに沈み滅ぶ街の場所を移したり、災害や戦争で壊れたものを一から作り直し再興する、或いはブラジリアのように都市計画の元に新たな街を構築する、といった話ならあるのだろうが、大半の建築物をそのまま持って行って移転するというのはまず聞かない。

キルナにある同国で最も古いものの一つである木造の教会は、一度解体したものを引っ越し先でそのまま復元するらしい。
市庁舎などは、大きなプラットフォームに乗せて何十㌔も引っ張っていくそうであるcoldsweats02sign02
住む人々も長身ででっかいが、計画するお引っ越しもなんとも壮大でっかい!
因みに、現在街が在る場所には木々を植え森にするそうである。
さすが環境大国clover
引っ越しは、早ければ2010年に始まるらしい。
ということは、新たな街の引っ越しが完了し出来上がるのは世紀が頁をめくる頃になる。
リアルタイムでその光景を見ることができたら壮観な体験に違いない。

・・・身の丈にあったものでいいので僕も引っ越したいtyphoon

 

 

 

dogキルナは犬ゾリでも有名らしい。

 
中々のやんちゃっぷり、思わぬ所で佐々木倫子の取材力の高さを実感してしまった(笑)
シーザーはどれだ??

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008.04.03

黄檗寺に行こう その4

家に帰るまでが遠足train

散策を終え、暫く会ってない知人に電話し夕食を一緒に食べるアポを取る。
夕食まで時間があるので、ひとまず四条まで戻り円山公園の桜を見に行くことにした。
通りを三条から八坂神社の方に向かって歩いていく。
途中、鍵善で祖母に於東を買う、喜んでくれればいいが・・・
さすがに京都だけ会って海外からの観光客が多い。
ポルトガル語だかスペイン語だか判別のつかない言語が飛び交い、トーテムポールかと突っ込みたい背丈の男が視界を遮る。
知人にいざなわれ、お香のお店に入る。
入り交じった香の薫りが僕の後頭部に延髄切りを決める。
どんな良い臭いでも、あれだけ混ざれば神経ガスと大差ないのではないかと思われる。
フレグランスに関して厄日な一日だったtyphoon

有る程度予想していたことだが、週末に桜の開花が重なり、神社の境内並びに円山公園内は花見客でごったがえしていた。
いなたい屋台が軒を連ね、正体不明のパフォーマーが丸い人垣を作り、流動的に形を変える混沌が場を支配している。
あまりゆっっくりと花見をするような気分にはならない。
P3280154_2 人数が少なかったならば、ゆっくりと池泉を回遊し、周囲の寺社を散策する気にもなるのだが、状況は容易に僕の心を折る。
せめて日が暮れていれば、混んではいても名高い祇園の夜桜”を愛でる気にもなるのだが・・・
染井吉野はほぼ満開であったが、枝垂桜はまだ時を要すようだった。
しかし、肝心の桜の枝の上には、カラスがとまり目の前に拡がる獲物を虎視眈々と狙っている。
青いビニールシートの横には既におこぼれにありついたカラスが、地に落ちたフランクフルトの残骸らしきものを鷲掴みにし(もっともカラスの事例においても鷲掴みと言うかは議論の余地がありそうだが・・・)、ついばんでいる。
坂本龍馬や中岡慎太郎といった幕末の志士たちの像の前は人が密集しているにもかかわらず、この写真の胸像の前には人っ子一人おらず、彼を取り巻いていたのはカラス達だけで、幾分同情をもよおし、せめてもと思い写真に納める。
銅像も人気商売のようで、なんとも世知辛いshadowsweat01
しかし、この写真を撮った結果デジカメのバッテリが完全に切れ、目的であった桜を写真に持って帰ることは不可能になった。
やはり、この銅像はついていないのかもしれない・・・

人混みをかき分け遠い血に畏敬を込めて知恩院を目指す。
が、よく確かめもせず辿り着いたのは、法然の弟子の宗派の霊廟だった。
この坊主ともつくづく縁があるらしい、思い出したくもない高校を思い出し笑えない。
疲れたので、椅子に座り暫くゆっくりするが、そこで時間切れ、知恩院は前を通過するだけで駅に踵を返すことにした。
帰路、小さな寺社を周りその度に知人の解説を堪能する。
内容に興味を持つが、聞いたことを覚えているかはまた別問題。
やはり、音だけでなく文字を見て学ばねば頭に入ってこないbook

続きを読む "黄檗寺に行こう その4"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.04.01

黄檗寺に行こう その2

河原町から京阪に乗り換え、中書島でさらに電車を乗り換え黄檗駅を目指す。
電車に乗ってきた外人についつい目がいく。
身体が規格外に大きい、あんな女性ものの大きな靴を履いてる人を初めて見たboutique
身体も大きいが、身につけたコロンも相当きついsad
なんというか、大雑把なスケールの大きな臭い・・・
男性の方は、往年の名助っ人キーオにそっくりだったが、知人には絶対分からないネタだろうから心にしまう。
各停の列車に揺られ行楽らしくなってくる。
朝すっきりとしなかった天気も次第に回復し、空の青色もその権勢を取り戻す。
窓を流れる景色も桜色が花を添え、時のリズムもゆっくりとしたロンドを刻み出す。
 

改札口にて、(丁度先日に会ったばっかりだった)大津絵が専門の某さんを発見。
P3280143_3 合流し、駅から歩くこと数分、目的地の黄檗(おうばく)山万福寺に到着。
思っていたよりかなり大きなお寺であった。
桜は八分咲きといった感じであったが、僕の好きな絢爛な椿の花はやや盛りを過ぎていた。
既に参加者は集合していたようでそこに加わる。
二人の知人以外全く知らない方々であり緊張する。
加えて、参加者は国文学専攻の人が大半であり、顔見せもなく、自分の知らない空気の流れに早くもたじろぐ。
そもそも、いい加減な動機で参加しているためますます気まずい。
およびでない感をひしひしと感じ、出来る限り対人関係よりも目の前の物に徹することにする。

 

P3280130_2 ・黄檗山万福寺
禅宗の一派、黄檗宗の総本山。日本三禅宗と言えば臨済宗、曹洞宗、黄檗宗を指す(らしいが、正直前者2名とは知名度に格段の差があるように思われる)
黄檗山とはもともと中国福建省安渓県の山の名前であり、樹皮が染料となる黄檗(きはだ)という樹木が多かったことからこの名がついたらしい(よって、この宇治に黄檗が群生しているかは不明)。
日本に伝来したのは江戸時代に隠元僕の大嫌いなインゲン豆はここからきているらしい)が清の乱を避け、長崎崇福寺の逸然らの度重なる懇請によって来日し、山城国宇治に中国のものと同規模の堂宇を建立し、黄檗山万福寺の名もそのまま移したのが、始まりらしい。
P3280003 時は1654年、有名な3代・5代に挟まれてこれまた知名度の低い4代将軍徳川家綱の時代であり、画像に葵の紋が見られるのもその所縁によるものである。
その後、明治維新下において一時臨済宗と合併させられたが、暫くして再び独立し現在に至るらしい。
宗風は臨済禅に近く、明朝の念仏禅(つまり明代の中国語の発音)を伝えているのが特徴らしい。
P3280012_2 辞書に書いてあったのはこの程度のことであったが、明からの影響はその伽藍や数々の重文を見る方が遙かに雄弁であった。

京都の寺とも奈良の寺とも、趣が異なる佇まいに、心躍る。
門の前で、→の宣告を発見。
僧侶の在り方を律する1文だが、やはり拒まれている気がするtyphoon
花見酒も乙かもしれないとは思ってはいたが、酒を飲んだのは昨晩のことだから大丈夫と思いたいbeer

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.31

黄檗寺に行こう その1

先日、知人に誘われて京都は宇治にある黄檗寺に行ってきた。
出不精な僕がその誘いに食い付いたのは、主に無料普茶料理を食べられるからであったが、何となく寺社などの普段の日常とは異なるものに接したいという気分に、その誘いが丁度合致したからでもあった。
要は、家の中で悶々として鬱に没入していきそうな気配を感じていたのだ・・・事実、懐石料理は好きだが精進料理は僕の苦手な食材が多く、あまり沢山のことを期待はしてなかった。
無料で食べられるといっても、あくまでも学校の授業の一環としてのフィールドワークであり、参加資格はあるものの完全な部外者(故にレポートの存在など露とも知らず・・・)であることから当初は行く気も甚だ無かったのだが・・・
ところがどうしたことか、逃走願望が怠惰な心をそそのかし、「どうせ、もう予約は締め切られているだろうから大丈夫」と矛盾したことを思いながら、前日の午後になって知人に連絡を取り、期待を裏切る返答に打ちのめされつつ無理にねじ込んで貰った。
関係者の方々には多謝である。
とは言いながらも、面倒臭さは依然として心を占拠し、直前まで何とかキャンセルしようかと迷ったりしていたのだが、結局は何処からか抜け出したいという衝動に針は振れたのだった。
 
そんなわけで、期待と倦怠が入り混ざった心持ちで当日の朝家を出た。
雨は降ってはいないものの、すっきりはしない空模様が自身の心を代弁しているようだった。
「駅までの小径で、あのティンカーベルに会えたなら、きっと今日は幸せになるflairもしくはレインボーでもいいや・・・」と妙な願掛けをして歩を進めたが、早朝だったためか妖精は現れなかった。
妖精に逢えなかったためか、案の定暗雲は立ち込めた。
予定の時刻になっても、待ち合わせをした知人はやってこなかったのだtyphoon
仕方なく一人で電車に乗り、知人にメールで連絡を請う。
拙いことになったと思った。
怠惰な心が自分を動機付けないために、事前調査をすることは許さなかったので、僕は黄檗寺についても、その経路も知らなかったのだ。
取りあえず、電子辞書と路線図で情報を集めてみる。
それらしき経路を発見し、行き方には困らなくなった。
しかし、もし知人がこのまま来なければ全くの見ず知らずの人々という完全アウェイの中で食事をする羽目になるのかと思い、気が重くなる、今更逃げ出すことは無理だろうか・・・。
暫くして返信が来て、淡路で落ち合うことになり、安堵する。
双方の間の解釈にズレが有ることが判明した。
それでも、遅刻のような・・・といっても数分だが・・・
時間潰しに黄檗寺について調べながら、知人を待つ。

その後、合流し特急で河原町を目指す。
予想以上の混雑、週末の京都を舐めていた・・・
楽をしたい派の知人は大層座りたそうだったが、20分程立つことになった。
何処からともなく(おそらく僕の隣に立っていた女の子のフレグランスが牙をむいていたのだが…年頃の女の子に臭いというのはやはり無神経であろう?)臭ってくる安っぽい香水にむせ返りながら、宗教に関する知人の博学を興味深く聞きつつ、妙な塩梅の遠足は始まった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.05

北へ........証明

写真camera

・方法 
それは、気体状の記憶を、事実としての密度を得るに至る臨界点まで圧縮する。
Img_0633_15 すなわち、記憶を嘘を付けない(はずの)メディアに焼くことであり、旅行から持ち帰った動かぬ事実としての「記念品」の作成。
つまり、明晰判明にして否定しようもなく理想的且つ都合の良い形をとり、その旅行の「発見」を自己を含めた他者の下にもたらす具体的な証拠の生産作業。


・結果
経験は、客観化され、否定し得ないものとなり、現実世界の中へと写し入れられ妥当なものとなる。
写真は記憶・経験を世界に接ぎ木する。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.03.04

北へ........準備作業

結局の所、僕と計画というものは重なり適合することはないものなのかもしれない。
僕が費やし奪った幾許かの時間は、フィルムのないカメラのシャッターを押し続けたようなものだった。
ゆえに、これから始める数日の青写真が生まれることはなかったのである。
 
とはいえ、青写真というものは未来の裂け目を予示するものではない。
それは、近似的なものでしかあり得ず、ある1つの理想状態を描き出したものに過ぎないのである。
空間を埋め尽くした完璧な夏休みの予定表のように!!
 
Img_0462_5 従って、僕に残された方法は妥協的且つ不完全なる行為の遂行しかないのである。
つまり、繰り返し再生され草臥れた"いつも”のやり方........"Lo que será, será"
意志を述べるほどに頭は整理されておらず、その大地を知りすぎていることもないのだから。
当然ながら、混乱は引き起こされるだろう
しかし、その混乱に無批判的に屈服するのではない......むしろその混乱を組織化し非合理を征服するのだ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)