アングラ
あるエライ人は僕に向かって、
「○△君ってさぁ、アンゴラ映画好きやん……(*゚▽゚)ノ
」
と言った。
………アンゴラ映画……( ゚д゚)エッ....?
- アンゴラ[Angola]
正式名称アンゴラ共和国、旧ポルトガル領西アフリカ。首都はルアンダ。アフリカ南西部の国であり、北東はコンゴ民主共和国、南にナミビア、南東にザンビアと国境を接する。また隣国からコンゴ共和国を隔てて約40㎞程の位置に飛び地になっている州を持つ。気候は、大西洋を臨む西部の海岸平野において高温湿潤だが国土の3/5を占めるサバンナの中央高原は平均気温19℃と過ごしやすい。
15世紀から19世紀末までの4世紀もの間欧州列強の奴隷貿易の草刈場となり国力は著しく衰退した。また1975年の独立以後も米ソ冷戦の代理戦争、ダイアモンドを巡る資源戦争などの度重なる内戦によって疲弊は更に極まった。
住民の大部分はバンツー語系で、公用語はポルトガル語、90%がキリスト教徒。鉱山資源の輸出やコーヒー、サトウキビなどの農業が主な産業となっている。
- アングラ
アンダーグラウンド[underground](地下)の略。元々は地下活動を通じての反体制活動(例えば、ナチに対するレジスタンスやパルチザンなど)を指した。文化的側面としてのアングラとは、主に1960年代以後の世界各地で生まれた前衛的・反体制的・実験的な文化活動を指し、ポップカルチャー・現代美術・映画など多くの領域において様々な手法で展開された。またその反体制的・反商業主義的姿勢は時代の機運であったカウンターカルチャーの一翼を形成した。
映画においてはアメリカで盛んに製作された私的な非商業的映画が主に挙げられる。20年代の前衛映画の流れを汲みつつ、40年代のケネス・アンガーや50年代のブラッケージらの作品を萌芽として、個人レベルへの16㍉及び8㍉映画の普及を背景にした、内容や作り手の多様さが一つの特徴をなしている。日本においてはその影響は大島渚や松竹ヌーベルバーグ(仏蘭西本家のそれは50年代がメイン)に見られる。
演劇においては、新劇などの既成の演劇の破壊と新生を目指す一連の演劇活動を指し、寺山修司の「天井桟敷」や唐十郎の「状況劇場」が代表的な担い手であったが、新劇や商業演劇との迎合の結果、現代においてはその本質的な初期衝動は失われている。
- アングラ[ANGRA]おまけ
僕が主に中学時代によく愛聴していたブラジルのメロディアスなヘヴィメタバンド。Helloween系ジャーマンメタルとクラシックを融合させた曲風が特徴的であったし、技術レベルでも高いものがあった。1stアルバム『Angels Cry』に収録された同名曲は秀逸で今でもi-tunesに入っていたりするが、2枚目以降のブラジル民族音楽的要素の導入、3枚目からのボーカルの入れ替わりなどを経て僕の嗜好とは道がはぐれてしまった。
………はてさてアンゴラ映画……であるがエライ人の真意は……
確かに僕は、ルワンダの内戦を描いた『ホテルルワンダ(Hotel Rwanda)』や『ルワンダの涙(原題:shooting dogs)』を観賞したことがあるが、それはあくまで「ルアンダLuanda」ではなくアフリカ中東部に位置する「ルワンダRwanda」共和国の内戦を描いたものであり、当然いずれも制作元がアンゴラ資本なんてことはなくアンゴラ映画と呼ぶには飛躍があるし、エライ人のことだから十分に考えられうる一字違いの勘違いがもたらした若干お馬鹿な発言だったと捉えても、そもそもそれらの映画自体が真摯にとらえる内容ではあるがとりわけ僕の好みではあるというわけでもない。
よって1の可能性は低い。
或いは、遙かにこちらの推測を超越して
4.アンゴラ
アンゴラ山羊並びにそれに似たアンゴラ兎の毛を使ったもの。通称「モヘア」
なんて選択肢も存在するが、さすがにそんな素材オチはないだろう。
また、3の存在をエライ人が知っているとは到底思えないわけで、とすると、エライ人の意図するところは2だろうか?
それともそもそも僕が聞き間違ったのだろうか?
聞き返してみた。
「……ア・ン・ゴ・ラ映画………?」
「うん、アンゴラアンゴラ映画とか好きやん\(;゚∇゚)/」
「…………( ̄◆ ̄;)」
脳裏でリフレインするのは、「この人は本気なんだよ?分かる?そうでもなきゃこんな無茶言えるか!」というスレッガー・ロウの囁きである。
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