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2008.02.20

ミクロの決死圏

原題「Fantastic Voyage」1966年、米
製作:ソール・デビッド
監督:リチャード・フライシャー
脚本:ハリー・クライナー
美術:ジャック・マーティン・スミス
    デイル・ヘネシー
    ウォルター・スコット
    スチュワート・A・ライス
撮影:アーネスト・ラズロ
音楽:レナード・ローゼンマン

出演:スティーブン・ボイド
    ラクエル・ウェルチ
    エドモンド・オブライエン
    アーサー・ケネディ

   
ドナルド・プリーゼンス


昨晩やっていたのを、およそ20年ぶりくらいに鑑賞。
もうすぐアカデミーの時期だから、その特集の一巻と思われる。
フライシャー監督といえば、『海底二万里』の方が有名かも?
また、主演のボイドにとっては『ベンハー』などと並ぶ代表作。
といっても、40歳を前に早世したはずだから、作品の数そのものが少ないのだが・・・・

東側から亡命してきた所をスパイによって襲われ脳内出血に倒れた博士を、ミクロ化(つまりスモールライトだ)して博士の体内に入り、内部から外科治療をするという、とんでもなSF譚。
ミクロ化のタイムリミットは60分。
人体の内部は神秘的な小宇宙が拡がっており、幻想的な光景・・・というかサイケデリックなドラッグムービーの気もしないこともないが・・・が、これでもかと映し出される。
肝心なところでレーザー銃が故障していたり、どうみても数合わせとお色気要員としてのみ加えられたとしか思えない女性隊員とか、臆病な役割を割り振られた上に免疫機能に殺されてしまう脳外科医とか、体内に残された潜水艇の残骸が復元したらどうなる、など突っ込みどころは数多で、お馬鹿映画な気もするが、アカデミー賞の美術監督賞、特撮視覚効果賞にも輝いており当時としては革新的な作品だった(のだろう)。
というか、自分の体内をあんな濃ゆい男どもが汗まみれになって徘徊していると考えれば、おぇ~っとなる。
子供の頃は、もーっとどきどきした覚えがあったのになぁ・・・

この手のSF映画にとって時代による技術の革新は残酷なもので、いかに優れていようとも、「CGもない当時の状況を鑑みれば」という枕詞を添えた上で、素晴らしい出来の作品だと語られてしまう。
電卓もまだ普及してなかった時代だものなぁpc
しかし、今も、そのタイトルと設定だけは捩られたりパロディにされて再生産されている、原題はお構いなしに・・・

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